駐新潟大韓民国総領事館

駐新潟韓国総領事館は2025年9月7日(日)、2025年度「身近な韓国」の一環として韓国映画講演会「スクリーンの向こうの韓国映画～支援体制と社会変化を読みとく～」を開催しました。

洪仁泳・副総領事は挨拶の言葉を通じて「韓国映画は政治·経済·社会·文化の変化を映し出し、世界中の人々が共感できる作品を制作してきており、国際映画祭でも数多くの作品が受賞している」と強調し、「こうした背景から、韓国社会の変化と映画産業の振興に向けた政府の支援体制をテーマとする講演を企画した」と説明しました。

井上講師は日本の映画産業との比較を通じて、韓国映画の成長は制度的な基盤に支えられてきたと強調し、1999年に民間と映画界の専門家を中心に『映画振興委員会』が発足して、制作支援や配給・流通環境の改善など統合的な支援体制が整えられ、さらにスクリーンクォーター制度によって国産映画の年間上映日数が法的に保障されたことが、産業発展の核心的な原動力となったと説明しました。

同講演は約80人が参加しました。