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日本の歴史教科書歪曲:問題は何か?

DATE
2005-07-12
[統一.外交]

歴史は未来を映す

歴史が誠実に問われなければ、将来の展望は暗い。
韓日間に持続的な友好と協力の絆を構築するために、我々は、歴史が偽りなく説明されることを期待する。

■ 今こそが、誤った歴史を一掃するべき時
韓国が日本政府に歪曲歴史教科書の修正を要請したのは、歴史解釈での単なる言語的記述の誤りゆえではない。歴史教科書が、適切に教育すれば責任ある国際社会の一員に育成しうる若い世代を教育する為のものである点を考慮すれば、これはむしろ賢明な要請だった。

しかし、2001年と同様、日本政府は歪曲教科書修正への意図を全く示さなかった。

これは、日本政府が歴史を深刻に誤解しており、過去の戦争と日本が犯した犯罪行為を反省出来ないことを示すものだ。日本政府の態度は、国際社会で大きな反発を招き、世界平和に脅かしている点で極めて憂慮すべきものである。

この資料は、韓国が日本に歪曲歴史教科書の修正を要求する最終的目的が、1)韓日関係を前向きな視野で捉えることを通じて相互信頼を構築し、2)北東アジアの平和と繁栄を推進する、という点にあることを世界に伝えるために作成された。

我々は、この資料が、歴史の真実究明への合意形成と若い学生の理解向上の一助となり、過去と同じ過ちが将来繰り返されることのないように切に望む次第だ。

■ 何故、日本の歴史歪曲は危険なのか?

歴史は、事実の記録である。しかし、日本は、歴史的事実を歪曲し、若い世代に誤った歴史認識を植え付けている。歴史教科書を通じて侵略の歴史を美化し、過去の行為の事実を歪曲することで、日本は“未来の苦難”の種を蒔いているのかもしれない。

※         韓国の近代化は、日帝支配のお陰か?
確かに、日本は韓国を侵略し、日帝支配と韓国搾取を円滑化する目的で、道路などの幾多の施設を建設し、制度変革を行った。日本は、全ての残虐行為を犯した後、今頃になって、日本の植民地政策が、韓国の近代化を助けたと主張する。日本は、最後の一滴までも絞りとるような日本の韓国略奪政策が、韓国近代化への献身的努力だったと言うのか?それとは逆に、日本による韓国の植民地支配は、日本の経済発展に大きく寄与したのである。

※        “従軍慰安婦”問題は隠蔽できるか?
日本の教科書には、慰安婦問題に関してほとんど何の記述もない。慰安婦とは、日本政府が犯した戦時の最も恥ずべき性的残虐行為の犠牲となった女性達を指す。アジア太平洋地域で日本軍の従軍慰安婦になり悲劇的な苦痛にさらされた女性達の数は、8万から20万人と推定される。日本がこのような恥ずべき不正行為の隠蔽を正当化する根拠は全くない。しかし更に衝撃的なのは「慰安婦は公衆トイレのようなものだ。だから、なぜ学生にトイレについて教える必要があるのか?」というある教科書執筆者の発言である。教科書執筆の責任者がこのような発言をすることは、ひどい醜態であり、国連から人道に対する深刻な罪として認定を受けた慰安婦問題の真実に相反するものだ。

■        日本の歪曲歴史教科書は修正するべき
歴史教育が真剣かつ誠実に実施されなければ、過去の失敗が繰り返される可能性が高くなる。特に日本のように“侵略の歴史”を持つ国は、自らの歴史を認識し、周辺国の信頼と理解を再構築するために出来うることを行うべきだ。日本人の中には、歪曲教科書問題への周辺国の懸念と要求は、“外国からの内政干渉”であると主張する人々がいる。しかし、過去に隣国を侵略した国は、将来隣国に更なる損害を与えうる可能性があり、抗議は行なうべきであり、修正努力がそれに続くべきなのだ。日本は、歴史問題に誠実に取り組み、事実に基づいた歴史教科書の内容修正によって、韓日関係の強化は言うまでもなく、東アジア全体のために繁栄した未来を模索する努力を、責任を持って他国と共同で行わねばならない。

■適切な歴史教育と歴史教科書
歴史教育は、若い学生を、他国の人々と共に仲良く生きられる、誠実かつ責任ある国際社会の一員にすることを目指すべきである。歴史教育により、学生に、事実と根拠の尊重を教えるべきである。歴史教育は、学生に、事実を偏見や先入観なく見ることを奨励するべきである。

歴史教育は、学生に合理的かつ誠実な物の見方を教えるべきだ。歴史教育は、学生に異なる社会や文化が持つ価値観を認識させ、他者の意見を尊重することを教えるべきである。歴史教科書は、歴史教育の基本教材であり、学生が批判的思考を学ぶ一助となるよう正確な内容を掲載するべきである。

■        日本の歪曲歴史教科書
日本の教科書の歴史歪曲は、様々な形で毎年継続している。毎年繰り返される歪曲説明の例を掲載する。

※        韓国南部は日本領土であったか?
韓国南部に日本軍(倭国軍)の前哨基地があり、この地が4世紀末に日本(倭国)に征服支配されていたとする「任那日本府説」に、韓日の学者は疑問を呈している。しかし、「任那日本府説」は、日本の歴史教科書に公然と掲載されている。

※        倭寇は韓国人か?
倭寇の「倭」とは、7世紀まで中国人と韓国人が日本人を指して用いた言葉である。「寇」は、“賊”の意味で加えられた。倭寇は、13世紀末より様々な略奪を行い、彼らはほとんど全てが日本人であった。日本の政府が、海賊を取り締まれなかった為に、九州や瀬戸内海を拠点にする海賊達が、韓国・中国の沿岸部を頻繁に襲撃した。韓国は、九州や対馬に公使を派遣し、倭寇の取り締まりを要請している。日本の歴史教科書は、中国人や韓国人さえも倭寇に加わっていたと記述し、日本史における周知の事実を歪曲している。
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※なぜ、正式名称の「朝鮮」ではなく「李氏朝鮮」なのか?
日本の教科書では、「朝鮮」に言及する際に「李氏朝鮮」という表現を使い、歴史における朝鮮の位置を弱めている。日本を日本、韓国を韓国と呼ぶ事が正しいのと同様に、朝鮮は朝鮮と呼ぶべきである。

※        1592年の日本の侵略は、大東亜圏を実現するプロセスであったか?
豊臣秀吉による韓国侵略を、「大東亜圏」建設への努力の一環として紹介することにより、日本の教科書は、「侵略」の攻撃的性質を美化し、韓国および中国征服への日本の残虐な野心を、偉大な構想であったと正当化している。

※韓国侵略は、日本の自衛行為か?
「前腕理論」または、「凶器理論」というものを聞いたことはあるだろうか?これらは、大陸から日本側に伸びた腕のように見える韓半島が、外国から日本への侵略の舞台として脅威を与えていたとする説を指す。日本は、自己防衛のために韓国を侵略したと主張する。これは、単に日本による侵略を正当化しているだけだ。更に怖いのは、この説が、日本人の若者の心に「近隣諸国への侵略は、自国の利害に一致すれば、完全に正当化できる」という考えを正当化させうる点だ。

※        韓国が、日本に侵略の理由を与えたのか?
朝鮮時代末期に、日本海軍の軍艦「UNYO」が、韓国の防衛軍に発砲させるために韓国領海を意図的に侵犯した。しかし、日本の教科書は、韓国軍による自衛のための反応が、武力衝突の引き金になったと記述する。日本の教科書は、日本の不法な韓国領海侵犯を、合法的な防衛行為と記述している。


ドイツにおける歴史修正

第二次世界大戦の侵略国であるドイツは、日本よりも遥かに建設的な方法で歴史問題に取り組んできた。ドイツは、近隣諸国との協議を通じて二国間関係を構築し、歴史歪曲の誘惑を拒否することで未来へと進んでいる。

ドイツとポーランドは、相互理解を通じて教科書を修正

ドイツとポーランドの二国間の教科書修正は、二国間の相互理解を推進した点で大きな成功を収めたと考えられている。ドイツとポーランドの歴史教科書に関する二国間協力は、1972年に開始され、今だに継続している。二国は、1972年2月に“ポーランド・ドイツ歴史・地理教科書改善協議会”(Polish-German Council for the reform of History and Geography Textbook)を設立した。同協議会は、1977年までの間に9回に渡って開催され、“ドイツーポーランド歴史・地理教科書勧告案”( Poposal for Recommendation on History and Geography Testbooks of Germany and Poland)を発表した。教科書勧告提案をまとめた後も、協議会は、ドイツとポーランドで毎年交互に開催されている。1980年代には、協議会は、全10巻に及ぶ活動報告書を発刊した。2001年に協議会は、“20世紀ドイツ−ポーランド関係の歴史に関する指導要綱”(Teachers’ Guidelines on the History of German and Polish Relations in the 20th Century)を発行した。

共同の教科書問題への取り組みにおいてドイツとポーランドが収めた成功は、一方的な修正要求ではなく、相互理解と協議を通じ後世の為に誠実に歴史問題に取り組んだ例として世界中で広く認知されている。

ドイツとフランスが共に欧州統合を推進

独仏は、緊密に協力して真剣に歴史問題に取り組んだ。1926年、アムステルダムで、歴史教師が、“平和への準備と教育協力の為の国際教職員連盟”International League of Teachers for the Preparation of Peace and Educational Cooperationを設立した。1935年、独仏の歴史家や歴史教師が集まり、二国間関係の歴史に取り組み、“独仏教科書修正のための二国間歴史教師協定”(Bilateral Convention of History Teachers for Correction of German and French Textbooks)の決議を採択した。

彼らは40項目で合意し、1951年に“独仏歴史教科書勧告案”(Proposal for Recommendations on German-French History Textbook)が発行された。第二次大戦後の30年間に独仏間で行われた“教科書対話”は、二国間の和解を進める上で有益であった。

独仏間での相互理解と協力の構築は、親善を推進する上で重要であった。1990年代までに二国は、欧州における互恵的協力関係の指針となり、それにより欧州統合の推進力となった。最終的に、仏独の高校生は、同一の教科書を与えられるようになった。
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