安倍総理の靖国神社参拝に対する韓国政府の報道官声明
1. これまで隣国や国際社会による懸念や警告があったにもかかわらず、安倍総理大臣が12月26日(木)、日本の過去の植民地支配と侵略戦争を美化し、戦犯らを合祀している靖国神社に参拝したことに対し、韓国政府は慨嘆と憤りを禁じ得ない。
2. 靖国神社は、東アジアを戦争の惨禍と追い込んだ東條英機をはじめ、朝鮮総督として徴兵・徴用・供出など各種の収奪統治を通じて我が民族に言葉に表し切れない苦痛と被害を与えた小磯国昭など、許されない戦争犯罪者たちを合祀している反歴史的施設である。
3. 安倍総理がこのような靖国神社に参拝したことは、彼の誤った歴史認識をそのまま表すものであり、韓日関係はもちろん北東アジアの安定と協力を根本から害する時代錯誤的な行為である。
4. 安倍総理は、いわゆる「積極的平和主義」という名の下で国際社会に貢献すると言っているが、果たしてこのような誤った歴史観を持って如何に平和増進に貢献できるのか問い返さざるを得ない。
5. 日本が心から国際平和への積極的な貢献を望むのであれば、何よりも過去の歴史を否定し、侵略を美化する誤った歴史認識から離れ、歴史を直視しつつ、日本軍国主義の侵略と植民地支配の苦しみを経験した隣国とその国民に対する徹底した反省と謝罪を通じ、まず信頼から構築していくべきである。
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